私は今の若い学生さんたちの就職活動を見ていて、とても違和感を覚えてしまいます。就職展に参加させていただいたときに、表面的にしか見えない情報、規模やネーミングありきで学生さんはその企業の前に集まります。

会社名が横文字だったりすると人気があるようにね。
株式会社中西呉服店という社名からは、連想するイメージで話すら聞きにこようと思わないですよね。自分がどう働くのかではなく、単にいい会社に行きたいという学生が多くて非常に残念に思います。大企業さんの場合、入社までの門が狭き門で仮に突破し入社できたとしても、自分の思い描いている夢を実現できるのかどうかだと思います。また、大きな歯車の一つでしかなく結局そこに「存在」していることだけが仕事になってしまわないだろうかと思います。

私は、もっともっと小さな会社でもいいから、自分の位置づけがきちんとできる会社に、自分が活躍できる会社に、自分の足で立てるような会社を見つけに行くことがいいのではないかと思っています。もっともっと貪欲に、自らの足で可能性を探ってくれる、表面的な情報や価値観で物事を捉えたりしない、企業の本質を捉えることが出来る学生さんが現れてくれることを期待しています。